Carnet de Poche メモ帳
うれしいニュース、おかしな出来事、あれこれ
いつのまにやら秋ですね。雨音にまじって、虫が鳴いてる丑三つ時。 びくつきながら仕事をしています。ああ、もう月曜の朝がきてしまう。。。アフリカ展会場に入ると 幸か不幸か携帯もつながりません。今日は午前に小学一年生80人の団体さんが来る予定・・・燃えます。
連日のの興奮。スタッフ一同ランナーズハイ状態。
実はオープン前日まで不安でしたが、奇跡的に着地。 アフリカの原画の力。あふれる生命力。たくさんの人の力が集まって、えも言われぬ旨味が出た「幻のもんじゃ展示」です。たぶん二度とは作れない・・・必見!  九月十七日まで。
※アフリカの絵本原画と児童書展チラシはこちら→
そーこーしているうちに、中央区の「アフリカの絵本原画と児童書展」まであと半月。 残務を考えると冷や汗が滝のように出て、納涼にはもってこい・・ですが、 最後の追い込み打ち合わせを築地でしてきました。 昨年秋に立ち上げたケニアの「エンザロ村図書館」から始まって、たくさんの人たちの力を結集した大規模な「あそび」的プロジェクト。 絵本原画だけでも約150点、写真や資料パネル、児童書や絵本、そして会期中毎日!午前も午後も! イベントがあるというよくばり展示です。
なんかたのしそー、飾り付けや撤収、受付のボランティアなど、わたしもてつだいたいわー、「なかまにいれてー」 ・・という奇特な方はメールください。そうでない方ももちろん、 気軽に展示を見に来てくださいね。会期は9月3日から17日、場所はもんじゃのメッカ・月島のアートはるみ、入場無料です。
※アフリカの絵本原画と児童書展チラシはこちら→
板橋の「夏の教室」終了! 
よかったー。4日間8コマ、講師の熱い心が受講者に伝わり、受講者のあふれる思いが互いに広がる。 それぞれにちがった視点の絵本論が微妙にリンクしていって、心地よい脳みそシャンプー。 コーディネーターの予想をはるかに超えた絶妙のプログラムでありました(笑)。 松居直さん、飯野寿雄さん、西巻茅子さん、申明浩さん、灰島かりさん、小風さちさん、すばらしいお話をありがとうございました。 まるまった背筋が伸びました。 そして心を開いてくれた受講者のみなさん、ありがとう。また「絵本」の場で会いましょう。
わたしはと言えば、帰宅後の仕事がたまり、日に日に寝不足のよれよれで、最終日にはやつれていると指摘され、翌日はナマコのように眠ってしまいましたが、 「教室」3年目にして初めてファシリテーターの醍醐味を味わわせていただいた感じ。いやー、面白かったー。
・・・ちゃんと反省会もしようね>マツオカさん
7月末から8月第1週で、板橋の子どもの部、終了。赤ちゃんたちはふにふにしてたし、 おかあさんたちはにこにこしてた。3歳児たちはぺとぺとひっついてきて、 5歳男児がぽろりと流した悔し涙は美しかった。
3日間どっぷりつきあって絵本を作り上げていった小学生たち・・個性がきわだっていて面白かったなあ。48ページしかけ絵本という無謀な大作に挑んだ子、 文字の法則に縛られずお話をあふれさす子、ノリで指が合体していた子(洗いに行っていいんだよ)、 最終日机が撤去され、清掃が入り、閉館時刻が過ぎてもひとりマイペースで作業を続けていた子・・・
おりがみのプレゼントもうれしかったよ。ありがとう!
「もしもし・・」と耳に懐かしい声。岸田衿子さんから久しぶりのお電話あり。7月最後の週末、一泊で「軽井沢絵本の森美術館」に行くことに。東京駅から1時間、軽井沢駅でスズキコージさんと編集者のヤナギさん、岸田今日子さん、故・木葉井悦子さんのお母さんと義妹さんたちと合流しました。衿子さんと古矢一穂さんも美術館に追って到着。衿子さんご推奨のお取り寄せかご盛り自然食弁当をいただきます。
イベントの合間のぼーっとした時間がありがたかったなあ。木々の光合成のかたわらで、降るような鳥と蝉の声、気ままな楽器の音。 たゆたう時間の中に、チェコの人形アニメや現代舞踏、宇宙人やカモシカ少年、カメより小さいカバの子・・・ 非日常的な話題が自然な文脈で流れていく。うーん、居心地いいなあ。

久しぶりに気持ちが緑化されました。ガラス窓にぶつかって気絶したひなどりをキャッチできるよう、 そうだ、動体視力を鍛えるために自転車に乗ろう! と思ったよ。
季節労働者のわたしにとって、夏休みは出かせぎ時。展示やイベント関係の仕事が多く、自宅でもそもそ原稿書いてる普段と違い、かなりテンション高く熱い日々を過ごすのであります。
なんといっても毎年熱いのは、板橋の夏。ボローニャ展の期間中、赤ちゃんと1日、幼児と1日、小学生と3日、大人のひとたちと4日間、連日のワークショップになけなしの体力・すずめの知力・せめてもの気力を燃やします。
この夏は、ほかにも熱いお仕事がいっぱい重なってしまいました。中央区も熱いし、世田谷も熱いし、表参道も熱くて、三鷹も熱いし、秋に向けてなんだか横浜や池袋も熱くなってきて・・・ おまけに杉並の自宅も暑い!!! ・・・クーラーのリモコンが見あたらないんですけど。
あごを動かしていると頭がはたらく。しかし、さきいかだと胃痛になるし、煮干しだと気持ち悪くなるし、 柿の種だと止まらなくなって満腹を通り越し自己嫌悪になる・・・そんな苦い経験をもつわたしに、 デザイナーのKさんが箱入りポスカム(ストロベリーミント味)をくれた。 シュガーレスなので、歯磨き後でも噛めるのがすばらしい!
さっそくベッドの脇に新刊絵本を積み、この山を読み終わるまで寝ないようにと、噛みながら読み始めたのだが・・・そのままぐっすり。朝、息苦しくて目が覚めた。むむむ・・・口があかない。
トップページに更新履歴をちっちゃくのせるようにしました。旅日記をずずずーっとスクロールして下まで見ては、 「はあ、やっぱり」とため息をついてくださっていた方、今までどうもありがとうございました。
2005年初夏、ふさぎがちな気持ちをささえてくれたのは、朝のびんづめジャム三つ。
・ひとつめは、紅玉のジャム。5月の中頃に日帰りで出かけた上田で買いました。「みすず飴」本店のどっしり古い店舗で、ひとさじずつ試食させてもらって。 いい日でした。トーストに塗って食べたあと、スプーンに残ったジャムをぺろっとなめると、あの日の笑顔を思い出します。
・ふたつめは、夏みかんのマーマレード。近所で文庫をやっているIさんが毎年お庭の実をもいで作ってくださる、地元の味。 今ここに暮らしている幸せがじわん。
・みっつめは、高知産ゆずジャム。どってことないお味なんだけど、毎朝手にとって、ぐるりと眺めては、ほほがゆるむびんなのでした。
こんなびん
なぜだかこんなふた
ラベルのアップ
(・・語尾にとうさんのりうつってるし)
絵本の宇宙に、とてつもないブラックホール、もうひとつ。巨星・長新太さんのあかちゃんえほん展を、やはり ピンポイントギャラリーで。7月25日から30日まで。いかなくちゃね。
【超新星】(super nova)星の進化の最終段階における大規模な爆発現象。一つの銀河に匹敵するほど明るくなることもある。大質量星が自らの重力を支えきれずに崩壊し爆発を起す場合には、あとに中性子星かブラックホールが残される。

黒くぽっかりと空いた穴・・・やりきれません。はれの初個展があろうことか遺作展になってしまったけど、7月4日から9日まで表参道のピンポイントギャラリーで黒田愛さんの展覧会。星が消えても、光は地球に降り注ぎます。

うわー。またまた一カ月さぼってしまった。ってデジャヴュのような書き出し陳謝。珍道中記・・・一日分だけ更新しました。
五月の終わりに、仕事で山陰に一泊旅行。津和野の安野光雅美術館と三隅の香月泰男美術館に行って来ました。香月泰男の復元アトリエの中に入れてもらって、おもちゃたちを見上げながら、とっぷりしあわせに浸り、 生前のお宅にもお邪魔して、なぜか日本酒を一本いただいて帰りました。
昨日、その短い原稿を書き上げたあと、屋根裏に上ってごそごそ。しまったきりだった(注・これでも元学芸員) 三枚のリトグラフを出して来ました。シベリアシリーズの二枚と、あともう一枚は、ぺんぺん草。 高校生のときに亡くなった祖父は、香月泰男がとても好きでした。
来週仕事が一段落したら、大きなぺんぺん草にあう木の額を作りに行くことにして、また和紙に挟んで、しまいました。
うわー。また一カ月さぼってしまった。
珍道中記も、パリに着いたきりだし・・・あちこちからご心配までいただいてしまい、ごめんなさい。 明日から更新することを誓います・・・ここで今日からと言わないところが、あたし。と、言われる前に。
遅くなってごめんなさい。 「茂田井武びじゅつかん」五月の絵をやっとアップしました。原画の緑はもっときれいですが、 想像をふくらませて見てください。ああ、大川美術館の「ton paris」展も6月26日まで。ぽんこつ車で行かなくちゃ。
ついでにこちらの子どものポッケも、気分転換、春の模様替え。
帰国後の鬱々とした日々の間の、楽しい出会いや刺激的なできごとを少しメモしておきます。 (なんて底の浅い厭世かしら・・)
4月25日、フリーライターのSさんたちと、ウサギ組の初飲み会はラッシーと辛くないカレーでほっこり和やかに。
28日、銀座のポール・コックス展、終了間際に駆け込み。
30日、品川プリンスへ出向き、火の国熊本の方たちと大らかな打ち合わせ。パワーのおすそわけをちょうだいしました。 その足で曙橋のゑいじう5周年記念展へ、 やはり終了間際に駆け込み。
そして29日と5月1日は、ピンポイントギャラリーの絵本コンペの審査でした。 脳みそがふつふつ煮え始め、「もっと、もっと」とつぶやき出しましたよ。。。
三時間眠れば平気、という人もいますが、眠りの必要時間は人それぞれ、遺伝子が左右するのですって。ショウジョウバエの研究で発見されたそうです。 つまり、わたしがいつもねむたがっているのは、遺伝ということなんですよ。 (ショウジョウバエに感謝。時差ぼけも、もう言い訳にならないもんで・・)
それやこれやでたまりにたまった仕事の合間に、ボローニャとパリの珍道中記、 てれてれと更新中です。おひまな折にお立ち寄りください。
4月21日の朝に成田に着いたのですが、その日の午後に「うげげ」という仕事上のトラブルに見舞われ、 2週間厭世的に生きておりました。(顔はいつものくせで、へろへろしてたかもしれませんが)
一昨日、ようやくそれが解消して、一挙に心晴れ晴れ五月晴れ。
にまにましながら「人間ていいもんだね」なんて、誰彼かまわず声をかけてしまいます。